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海の神さまと山の神さま/細かなモノ達の踊り/はじまりのいきもの
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2019.12.28
屋久島EKAM(鹿児島県熊毛郡屋久島町)
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屋久島の土、木灰、かまどの墨、ベンガラ、顔料、EKAMの岩、ペンキ
屋久島のEKAMという宿にお世話になった時にお礼に描かせてもらった作品。
EKAMに住んでいる人々が使用しているストーブキッチンから煤や灰を採集し作品に使用した。
オーナーの女性が所有する畑では「食べられる森」を作りたいと日々、果実木の苗や種を植えている。
畑からは雄大な山々と海が見えていて、自然の中で生きているということをまざまざと見せつけられるような地だった。滞在中、深夜に海中温泉という潮の満ち引きで出現する温泉に入った。男女関係なく温泉に浸かり皆で空を見上げていたのだが、どこか母体の中にいるような感覚だった。そうか、こうして人は自然に神様のような目に見えないものを自然に見出すのかも知れない。そう思い、畑の作業小屋の壁面に海の神様と山神様を描いた。そして壁画の完成祝いにダンサーの南かえに誕生の踊りを踊ってもらった。
自然と僕たちはいつも地続きで繋がっている。

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