top of page

氷の目

2025 ボナヴィスタ・ビエンナーレ:ストリング・ゲームズ

2025.8.16-9.14

ランドフォール市立公園

1200×5000mm,1200×5000mm

ボナヴィスタ産の60種の天然顔料 ヤマゴボウの実、ジュニパーベリー、レッドストーン、土、木炭、クジラの骨灰とキャンバス


「氷の目」
この作品はボナヴィスタで収集された植物、土、煤、鯨の骨など約60種類の顔料を使用し描かれています。すべての色は自然からできたそのものの色でボナヴィスタで約1年ほどかけて収集されました。

この作品のモチーフはボナヴィスタの精神性です。
ここでいうスピリットとは、生き物の魂のことです。
日本には、万物に魂があるという古代からの信仰があります。
そして「妖怪」と呼ばれる存在の魂は視覚化されています。
彼ら妖怪は人間に良いことも、悪いこともします。
これは自然そのものの姿だと私は考えています。
私たち人間は豊かさと厳しさが共存する自然の中で生きています。
その光と影が合わさったものが妖怪です。

今回は、フィールドワークで出会ったあらゆる生き物たちと共に2体のガーディアンズを描きました。
鯨、狐、パフィン、鱈、ムース。出会った多くの生き物がこの絵に描かれています。
2体は対になっており1体目は「始まり」2体目は「終わり」を現しています。

精霊たちはすべてものがここにすでに存在し,すべてを独占する必要がないことを私たちに伝えています。

氷の目

©︎2023-2025 HARUNA SUGISAKI.

All portrait rights.

bottom of page